2006年06月04日

運転免許の更新

SASは治療せず放置すると、車の運転にも危険を及ぼすことは、おいらの記事の中でも紹介しました。
危険といえば、別にSASに限った話じゃなく、「睡眠障害」を引き起こす原因(病気)すべてに当てはまる話だと思います。

また、一時期話題になった、糖尿病患者に対する運転免許の制限の話も、低血糖による意識障害を危惧してのものだったと思いますので、「根っこ」は一緒の話ですね。

最近、車の運転免許の更新した方は、こんな感じの事を聞かれてるはずです。

・病気を原因として又は原因は明らかでないが、意識を失ったことがある
・病気を原因として発作的に身体の全部又は一部のけいれん又は麻痺を起
 こしたことのある
・十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中、活動最中に眠り込
 んでしまうことが、週3回以上ある
・病気を原因として、医師から免許の取得又は運転を控えるよう助言を受
 けている

こういったことに該当するかどうかに答えているはずです。
きっと「該当なし」に○してると思います。
(詳しい設問内容はこちらのPDFファイルを見てください)

さて、おいらのようにSASの治療をしている人間はどう答えればいいのでしょう?

mixi内の掲示板で、SASの治療中であることを告げたところ、主治医に診断書へ記入してもらわないと更新ダメとされた事例が報告されていました。

その他、診断書とまではいかないですが、事情を詳しく聞き取りされたところもあるそうです。

これは、平成13年に実施された「道路交通法の一部を改正する法律」によります。
(主な内容についてこちらを参照してください。なぜかJPGファイルですが)

欠格事由の見直しに伴い、こんな通知文書がありまして、それで平成14年6月1日からそのような運用になったようです。

おいらが、札幌中央警察署に電話して聞いたところ、どれにも該当しない場合は問題なく更新できる、との事。

仮にどれかに該当する場合は、くわしく話しを聞かせてもらうとの事。また公安委員会指定の診断書へ主治医に記入してもらい、それを元に更新可能か判断するとの事。

電話で対応した担当のひとは「とにかく、これに該当しなければ問題ありません」という言いぶり。ちょっと「イラ」っとされたです。

つまりSASかどうかが問題ではなくて、単純にこれに該当するかしないかだけが問題になる、ということみたいですね。どうやら。

ただ、この設問に自己申告で答えさせることに疑問を感じます。

おいらの経験上、SASを自覚していない時は、自分が眠いかどうかすらわかりませんでしたから
「こんなはずはない」と思い込んでいるので、自ら「眠いです」と書くわけがないのです。

実際、おいらは平成16年に免許更新しています。
憶えていませんが、その時、おいらもこの設問に答えているはずなんです。
とうぜん「該当なし」に○をつけたはずです。

つまり、いまの制度は実際に病気に気づいていない人はスルーで、病気を自覚し治療しているような人に余計な手間をかけさせるかもしれない、というちょっと不思議な状況になってるんではないかと思うんです。

おいらの場合は、どれにも該当しないんですよね。CPAPしてからは日中眠くなることもないですし。
だから、おいらが今度免許更新する時は、「該当なし」に○つけます。
でも、おいらがSASであることが、なんらかの理由で担当に伝われば、個別に事情を聞かれるかもしれません。
なんかちょっとへんな感じがします。おいらは「該当なし」にすることで、ウソをつくことになるのでしょうか?

「眠くなる」という言葉自体あいまいなんです。SASの診断の時でさえ、「ESS」テスト等やって状況を確認するんです。(こちらの記事をどうぞ)「あなた眠いですか」ですますお医者さんはいません。
きっとこの自己申告制自体を見直さないと、根本的な解決にはならないと思ってます。

みなさんはどう思いますか?

最後に
毎度お世話になっております、「睡眠時無呼吸症候群専門クリニック院長のブログ」さんでもこの問題について取り上げておられます。
ぜひそちらもご覧ください。
「無呼吸症候群、パイロットに不適 」
posted by あべっち at 23:19| 北海道 曇り| Comment(2) | TrackBack(2) | SAS日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記事アップとTBありがとうございました。
本当に矛盾だらけです。
”とりあえず、対策しといたで。。
あとは、自己責任、、、。”

日本の官僚制度の悪い点が出てしまってます。

我々医療者にも何が出来るか、
考えていかにとだめだと思います。

それでは。。
Posted by 院長 at 2006年06月04日 23:31
院長さん、どうもです。

どこまで本気なのか、わからなくなりますよね。
結局、おいら達のような患者が数少ない情報で右往左往することになっちゃうんです。
やるなら、キチンと医学的根拠をもって対処してほしい。そういう事をあいまいにすると、また誤解が広がる元になりかねないと思いますよ。
Posted by あべっち at 2006年06月05日 23:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/18841036
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

道路交通法改正で、反則金を払うリスクを押さえるために・・・
Excerpt: 道路交通法改正で駐車違反の取締りが厳しくなりました・・・車を商売で使う人は頭が痛いところです。ところがこの反則金を払わずにすむ方法があるのを知ってますか?反則金を払うリスクを避ける為に・・・
Weblog: 情報色々大集合♪あまーい情報お届け館
Tracked: 2006-06-07 21:46

違法駐車!民間委託、駐車監視員制度
Excerpt: 駐車五分でも簡単にキップを切られ、反則金を納めなければならない駐車監視員制度!厳しいですね。そんなもしもの時の為にこんなものがあります!
Weblog: 自動車
Tracked: 2006-06-18 11:28